寺本まことのブログ。

寺本まことのブログ。私は20代は人と会うよりも付き合うよりも会話するよりも読書する時間が多かったです。私は7歳頃からインターネットをしているけど(2024年5月6日現在現在私は29歳)アフィリエイトや投げ銭でお金を稼いだことはないです。ノンアフィ、金銭(現金)による収益無しでずっとインターネットをしてきました。それはこれからもずっとそうです。インターネット団体や公式応援団や政党からのスカウトがないかなんてずっと冗談半分で思い笑う日々ですが。私は今完全無所属のフリーの立場です。これからも応援よろしくです。

芥見下々氏の天才たるゆえんとは。

 

芥見下々氏の天才たるゆえんとは。
芥見下々氏のすごいと思ったことを箇条書きします。
①五条悟について。五条悟はとっつきやすい口調。かたくるしくない。本来は教師なので堅苦しい感じを採用するはず。だけど芥見下々氏は五条悟をあの性格にした。天才である。僕から見れば五条悟は異次元からイメージを連れてきた存在か芥見下々氏の頭の中にあったアイディアとしての五条悟なのかもと思えた。
②東堂葵と虎杖悠仁のライバル関係。ナルトとサスケ、クインシーと死神。これが普通のライバル関係だ。だが東堂葵と虎杖悠仁は異様だ。特に東堂葵のような人物は常人には思いつかないのである。特にライバルとしてではである。芥見下々氏はひらめきや直感から東堂葵を描き出したはずである。論理で描かずひらめきや直感からキャラクターを描いた芥見下々氏は天才である。異次元からアイディアを持ってきて現実にそのアイディア描き出す。しかも大舞台でである。大舞台で物怖じせず自分本来の力、それこそ論理ではなく直感やひらめきを出せる芥見下々氏は天才である。こういう点からはビッグマウス本田圭佑を思い出した。
③資料の野田サトル。異次元アイディアマンの芥見下々氏。野田サトルゴールデンカムイは膨大な資料や取材から描かれた。そこからは時節、作品にあるように読者を出し抜くポーカーフェイスな内容や一面も垣間見れた。一方で異次元からあるいは頭の中からひらめきや直感で浮かんだアイディアを現実に持ってきて五条悟を描き出したり東堂葵を虎杖悠仁のライバルとして描いた芥見下々氏は天才である。
④漫画の題材に呪術を選んだのとスリーマンセルについて。芥見下々氏は誰もが避けて通る神道で言うところの穢れ。呪いを漫画の題材に選んだ。制約と誓約。ハンターハンターでおなじみのこの言葉であるが芥見下々氏は呪いが題材の漫画を大ヒットさせ社会や読者に迷惑をかけてしまうがそれでも必ずヒットさせますと神様に誓い約束通り呪術廻戦を大ヒットさせたともいえる。これぞ制約と誓約である。スリーマンセルとは3人のチームのことである。虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇がそれらがそれにあたる。だが芥見下々氏はここで天才的直感を発揮する。京都呪術高専では東堂葵は単独で動くし基本的に京都呪術高専ではスリーマンセルは見られなかった。普通はここでスリーマンセルを京都呪術高専でも適用し読者をデジャヴュに陥らせる。多くの作品はそうしたオマージュから読者を幻滅させ作品自体が自壊していくものだが芥見下々氏はそれを回避した。天才的直感と天才的感性。異次元にアクセスしアイディアを現実に描く能力。頭にあるアイディアがそのまま人気になるその天才的センスもすごい。
④二十代とは思えない深み、礼儀正しさ。芥見下々氏自身が霊的職業の家庭で育ったわけではないのに呪術を漫画の題材に選んだこと。20代で初の連載作品がアニメ化するなど市場を席巻し20代で一生食うに困らないほど成功し天下をとったところ。キャラクターは40代が描いたみたいに深みがある。礼儀正しく嫌われない。
総評。芥見下々氏の魅力は異次元からアイディアを持ってきたり(瞑想で気付きを得ることと意味は似ている。異次元にアクセスし情報を得る)直感やひらめきから作品を成功に導いていくところがすごい。芥見下々氏は漫画を描く以外は寝て体力をつけているという。だが寝なくても24時間、人は頑張れる。芥見下々氏には手塚治虫の激務を見習いめちゃくちゃに頑張ってほしいと個人的には思う。