仏壇のある家庭で育って。寺本まこと。
私の祖父が亡くなり私の家に祖父を祀った仏壇がやってきた。
私が10歳の時のことだった。確か2005年頃のことだったと思う。
10歳の子供に日々祈る対象が出来たのだ。それが仏壇だった。
毎日線香を立てた。「俺を守ってください」と必死に祈った。
気が付くと神秘十字が手に出来た。嬉しかった。
お墓参りにも毎月のように行った。
かねもとともあきさんがいざ心の支えになるものは
神仏のみと覚悟のススメという本に書いていたが
その心境は11歳の時には既に私には理解できていたことだった。
私の家はどちらかというと先祖崇拝の傾向が強い。
そうではない家の方が世の中では多いのだが。
だが私は今も独身で既に自立している私の兄貴も独身である（私は29歳、兄貴は
32歳である）。19年間ぐらい仏壇のある家で育って私は今では29歳である。
私は中2で不登校になった。最終学歴は通信高卒となり
22歳の時に就労支援施設に入所して29歳となった今も就労支援施設に通っている。
